国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
| |||||
|
Kozlov, Pyotr Kuz'mich (ピョートル・クズミッチ・コズロフ) | |
1863 | |
1935 | |
ロシア・スモレンスク州・ドゥヒョウスツヒナ | |
地理学・考古学 | |
ロシアの地理学者、考古学者。生家は家畜の仲買人で、少年時代から父親とともに、スモレンスクからウクライナの家畜定期市に牛馬を追って働いていた。小学校を優秀な成績で卒業したが、家が貧しいため上級学校への進学を断念し、スモレンスク県スロボーダ村の酒造工場に就職し、仕事の傍ら旅行記やロシアの著名な探検家プルジェワルスキーの探検記などを愛読していた。1880年、コズロフ17歳の時に、プルジェワルスキーが森と湖の多いスロボーダ村に引っ越してきたことからプルジェワルスキーと邂逅、息子のように可愛がられ指導を受けた。プルジェワルスキーの第4回中央アジア探検(1883~85年)に助手として抜擢され、探検の技術をマスターし、やがてプルジェワルスキー亡き後、ロシア地理学協会による探検活動の中心的人物として数々の発見を重ねた。とくにエツィン・ゴル下流域で発見した西夏のカラホト遺跡は、コズロフ最大の発見として知られる。 | |
|
Copyright (C) 2003-2019
National Institute of Informatics(国立情報学研究所)
and
The Toyo Bunko(東洋文庫). All Rights Reserved.
本ウェブサイトに掲載するデジタル文化資源の無断転載は固くお断りいたします。