国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
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Pumpelly, Raphael (ラファエル・パンペリー) | |
1837 | |
1923 | |
アメリカ・ニューヨーク州・オエーゴ | |
地質学 | |
アメリカの地質学者、鉱物学者、探検家。ドイツのフライブルグ鉱山学院で地質学を学び、卒業後アリゾナで鉱山技師として働いたのち、日本の徳川幕府から北海道の鉱物探査の要請を請けて来日(1861~63年)、北海道の地質調査を行い、函館で採掘法、溶掘法を教授した。1863年に中国政府の招きで中国各地の地質や炭田の調査に従事し、1864~65年にはゴビ砂漠を調査、長江を旅してモンゴル、シベリアを経てペテルスブルクにいたった。南北戦争後にアメリカに帰国し、1866年にはハーバード大学教授となり、ミズーリ地質調査所などで勤務した。1903~05年には、カーネギー財団の資金によってトルキスタン探険を指揮し、イラン国境に近い南トルクメニスタンにおいて紀元前約3000年に遡るアナウ遺跡を発見、そこから小麦の栽培を示す器物や美しくデザインされた陶器などを発掘した。1905年アメリカ地質学会会長に就任。低温の変成鉱物パンペリアイト(パンペリー石、pumpellyite)は、彼の名にちなんで名づけられた。 | |
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