シルクロード遺跡データベース

シルクロードの遺跡に関するデータベースとその基盤となるデジタル地図情報を整備します。

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研究の背景

シルクロード研究には、100年前のシルクロード探検隊が調査した遺跡と、現代の研究者が報告する遺跡の対応関係がうまく把握できないという問題が存在しており、研究の大きな障害となってきた。そのため、現代の報告と過去の報告という2つの成果のリンケージには、大きなニーズが存在している。

この問題は、地名ドメインに特化したリンケージ技術の研究を行うことで解決可能であるものの、探検隊の報告と現代の報告の間には、1.100年前の技術的限界による地図の誤差、2.地名の変化、3.報告書ごとの遺跡範囲の相違、といったさまざまなちがいによって、報告書の記述から対応関係を見いだすのは困難である。

そこで本研究では、シルクロード古地図に存在する誤差を利用して遺跡の相互関係を決定する「場寄せ」と「名寄せ」という手法を用いることで、ウェブ空間上で現在と過去の研究成果をリンクする遺跡データベースを構築する。また、遺跡間の相互関係をモデリングすることで遺跡相互の関係を詳細に図示し、シルクロード研究が過去と現在の成果をとりこみつつ成長するための基礎をつくることをめざす。

メンバー

北本朝展
国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系
西村陽子
国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系
小野欽司
国立情報学研究所 名誉教授
高田時雄
京都大学 人文科学研究所
栄新江
北京大学 中国古代史研究中心

ディジタル・シルクロード