グリュンヴェーデル率いる第3次中央アジア隊(1906年1月~1907年4月)の調査報告書。西域北道で行った考古学的調査の成果を載せる。主な調査地は、クチャ近郊のクムトラ、キジル、キリシュ、カラシャール南西のショルチュク、トゥルファン北方のベゼクリク、トヨク=マザールの6ヶ所。なかでもキジル石窟とベゼクリク千仏洞について詳しい。とくにキジル石窟の壁画に関して添えられたグリュンヴェーデルによる豊富な部分スケッチは、細部にいたるまできわめて正確で、図像学研究の重要な資料となっている。 [もっと詳しく..]
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