国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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New!引用情報

doi: 10.20676/00000180
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コレクション情報

原題 前漢書
書名 前漢書
解題 漢・班固撰、唐・顏師古注、淸・乾隆臣奉勅校。清・乾隆四年(1739)から同四十九年(1784)にかけて、紫禁城内の武英殿にて刊行された、いわゆる武英殿本(殿版)二十四史の一つ。本書は清・乾隆四年(1739)刊。
出版年 1739
出版地 中国
巻数 巻九十四下 匈奴傳 第六十四下;巻九十五 西南夷兩粤朝鮮傳 第六十五;巻九十六上 西域傳 第六十六上;巻九十六下 西域傳 第六十六下
ISO639-1 中国語
ISO639-3 zho

ボリューム情報

原題 前漢書
書名 前漢書
副題(原語) 匈奴伝 第64下
副題 匈奴伝 第64下
巻数 巻94下
著者 班固
解題 前漢書匈奴傳。清代の刊。匈奴の冒頓単于は漢の孝文帝に手紙を送った。そこには匈奴の月氏、楼蘭、烏孫、呼掲およびその近くの26カ国を平定し、匈奴の領域としたことが記されていた。つまりその頃のシルクロードは、河西地方からタリム盆地まで、ほぼ完全に匈奴に支配されていたことが伺える。この記載に「楼蘭」王国の名が初見する。
出版年 1739
サイズ(cm) 28x18
原題 前漢書
書名 前漢書
副題(原語) 西南夷両粤朝鮮伝 第65
副題 西南夷両粤朝鮮伝 第65
巻数 巻95
著者 班固
解題 前漢書西南夷兩粤朝鮮傳。清代の刊。張騫がかつて大夏に滞在した時、彼はそこで邛(キョウ)の竹杖と蜀の絹布を見た。これらの商品がどこから来たかを大夏の人に聞くと、バクトリアの商人が遠くインド(身毒)から買い求めてきたものだとのことであった。そこで彼はインドは蜀からそれ程遠くないであろうと考えた。いま大夏に使しようと西方へ行こうとすれば、羌族や匈奴に邪魔されないよう蜀より西南へ赴く以外に方法がないという策を武帝に進言する。
出版年 1739
サイズ(cm) 28x18
原題 前漢書
書名 前漢書
副題(原語) 西域伝 第66上
副題 西域伝 第66上
巻数 巻96上
著者 班固
解題 前漢書西域傳。清代の刊。『漢書』で初めて「西域」の語が現れ、西方の国々のことを記した「西域傳」が作られる。この西域傳では、西域の地理について「南北に大山あり、中央に川あり、東西六千余里、南北千余里」と述べている。これはタリム盆地、すなわち東トルキスタンをさしていることが明らかであるが、実際は西域傳には東トルキスタンの国々ばかりでなく、西トルキスタン、インド、イランなどについても記されている。漢の匈奴征伐が次第に成功を収め、武帝はこの期にただちに酒泉、武威、張掖、敦煌郡の、いわゆる河西四郡を建置した。これにより初めて漢はシルクロードの咽喉部を制することになった。鄯善國、大月氏國、大宛國などの記述を載せる。
出版年 1739
サイズ(cm) 28x18
原題 前漢書
書名 前漢書
副題(原語) 西域伝 第66下
副題 西域伝 第66下
巻数 巻96下
著者 班固
解題 前漢書西域傳。清代の刊。張騫は烏孫との同盟を武帝にすすめ、匈奴の西域への進出を完全に断つよう献言した。そこで武帝は烏孫に使し、その地からさらにフェルガーナ、康居、月氏、大夏の諸国に副使を遣わした。烏孫王には江都王の女(むすめ)の細君が公主として送られ、また副使を分遣した各国とも国交が開始された。有名な李広利のフェルガーナ遠征が行われたのはこの頃のことである。武帝はフェルガーナの汗血馬を熱望し、壮士に千金と金馬を持たせて買ってくるよう命じたが、フェルガーナ王は漢を見くびり、漢使の無礼をなぶり、とうとう使者を謀殺しその財物を奪った。怒った武帝は直ちにフェルガーナ遠征を取り決め、寵姫李氏の兄李広利を抜擢して総司令官とし、属国の六千騎および郡国の悪少年数万人を率いて、フェルガーナに赴かせた。
出版年 1739
サイズ(cm) 28x18