国立情報学研究所 - ディジタル・シルクロード・プロジェクト
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Beato, Felice (フェリーチェ・ベアート) | |
1833 or 1834 | |
c.1907 | |
コルフ島(ケルキア島) | |
写真術・フォトジャーナリズム | |
19世紀後半に活躍した写真家。当時イギリスの保護領であったイオニア海のコルフ島出身。Signor Beatoとも称される。戦場を記録したフォトジャーナリストの魁であるとともに、写真を通して当時のヨーロッパ世界に東洋を紹介した先駆者の一人。手彩色やパノラマの技術を写真に取り入れたことでも知られる。クリミア戦争(1854~56)やインド大反乱(第一次インド独立戦争,1857)後の写真を撮影したのち、第二次アヘン戦争(1857~60)での英仏軍出征を撮影するため中国に派遣され、天津の大沽砲台(Taku Forts)の砲撃直後の惨状などを記録し名を馳せた。その後は江戸末期の日本に渡り、維新後の1877年まで横浜に滞在、武士の肖像や東海道など当時の日本の様相を今に伝える貴重な写真の数々を残した。エジプトで活躍した写真家のAntonio Beatoは実の兄弟。 | |
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