ドイツ隊最後の中央アジア探険である第4回探険(1913年1月~1914年2月)の紀行。主にクチャ(キジル石窟やスバシ、シムシム)、トムシュク地方において調査を行った。調査に関する記述のほか、現地に暮らす人々の写真なども多く含む。著者のル・コックは、計4回のドイツ・トルファン探険のうち第1回を除く他の3回すべてに参加し、その旅行記を残しており、本書は第2・3回探険の『中央アジア秘宝発掘記』とともにドイツ隊の業績の輪郭を知る上で貴重な記録となっている。 [もっと詳しく..]
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