DSR国際シンポジウム2013

データが語るシルクロード史 - DSR国際シンポジウム2013

(2013-03-01) 第2日目は2時間を越える活発な議論で終了しました。ご参加ありがとうございました。

(2013-02-28) 第1日目は約50名の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

(2013-02-27) プログラムが変更となりました。以下、ご確認下さい。

懇親会の予定が決まりました。ご参加の方は問い合わせ先までご連絡下さい。お待ちしております。

開催概要

シルクロード研究は、過去のシルクロード探検隊がもたらした調査報告書や調査資料・史料にもとづき進んできましたが、近年では中国での発掘調査も進展して、そこから新たな知見も得られつつあります。そうした調査は過去の探検隊調査とは独立に実施されることが多いため、研究成果が場所ごと、研究分野ごとに分散し、シルクロード研究の全体像が把握しづらくなっています。その一方で、各種研究資料のデジタル化とデータベース化は着実に広がっており、各所で得られた知見を統合的に利活用することも可能な時代が到来しています。

そこで本シンポジウムでは、国立情報学研究所のディジタル・シルクロード・プロジェクト(DSR)で構築したデータベースが、シルクロード研究にどのように活用できるかという研究成果を紹介すると共に、「データによってシルクロード史を語る」講演を通して、データベースがシルクロード研究に与えうるインパクトについて考えてみます。

本シンポジウムの招待講演には、シルクロード研究で著名な3人の先生方をお招きしています。北京大学の栄新江先生には、古文書から得られる地理情報をデータとして取り扱う際の課題について、大阪教育大学の伊藤敏雄先生には、楼蘭・米蘭・若羌という現代のシルクロード 地帯における調査活動の成果について、そして京都大学の高田時雄先生には、玄奘三蔵の『大唐西域記』の記録と中央アジア地図の関係についてご講演いただきます。シルクロード研究の最新成果とデータベースのポテンシャルを感じる貴重な機会ですので、ぜひ会場までお越しください。

主催:
国立情報学研究所 ディジタル・シルクロード・プロジェクト
共催:
財団法人東洋文庫
日時・場所:
2013年2月28日(木) 13:00-18:00 財団法人東洋文庫 2階講演室 (アクセス
2013年3月1日(金) 10:00-12:00 国立情報学研究所 20階セミナー室1 (アクセス
参加費:
無料

プログラム

2月28日(木) 会場:東洋文庫
13:00-13:30 オープニング
Overview of Digital Silk Road Project
[発表資料]
小野 欽司 国立情報学研究所
Toyo Bunko and Silk Road
[発表資料]
斯波 義信 東洋文庫
13:30-14:40 データベース
Impact of Historical Databases on Silk Road Studies
[発表資料]
北本 朝展 国立情報学研究所
地図史料批判による高昌故城調査の統合 西村 陽子 国立情報学研究所
14:40-15:40 招待講演1
楼蘭・米蘭・若羌の遺跡
[概要]
伊藤 敏雄 大阪教育大学
15:40-16:00 休憩
16:00-17:00 招待講演2
大唐西域記と中央アジアの地名
[概要]
高田 時雄 京都大学
17:00-18:00 招待講演3
従吐魯番出土文書看古代高昌的地理信息
[概要]
栄 新江 北京大学
18:00 クロージング
閉会挨拶 北本 朝展 国立情報学研究所
3月1日(金) 会場:国立情報学研究所
10:00-12:00 オープンディスカッション
データベースは歴史研究をどう変えるか? 講演者を中心に参加者も交えて討論

シンポジウム申込方法

2月28日
開催会場に直接お越しください。受付にてご記名いただきます。
3月1日
収容人数が10名程度に限られるため、2月28日の開催会場にて事前申し込みをお願いします。

懇親会申込方法

2月28日
時間:18:30〜20:30
場所:トラットリア・イタリア 文京店(ウェブページ)
会費:1名5000円
会場で申し込みを受け付けます。

問い合わせ

メールアドレス dsr-event[at]nii.ac.jp ([at]を@に入れ替え)にお問い合わせ下さい。

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