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『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ

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0063 伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2
伊犂紀行 : vol.2 / 63 ページ(カラー画像)

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doi: 10.20676/00000279
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植物の種

牙の表面に暴露する庭は 一 離王鱧々として積雲かと疑はしむ、此の地帯は)晴天には
馬糞と臨』牙を混じたる塵埃、悪臭を放ちっ ゝ漂々飛揚し.眼晴を障圭『し`呼吸を』』魍塞
せしめ不快]一一一ロふぺからざるもの有り。 故に之れを過ぐろには、馬上先頭に立ちて
〝林進せざる〝へからず丶叉融垂縄期に會すれば、泥澤脚を没し、車輪を噛み、夏期は蠅蛇菫
飛して人馬〟乞幅縄繍{し、邁過の困難“』柑』像の外に在bとす〟。
^ 而して此の輔土部のみには檀物の生長^ョる`有る邉'此の種類は素ょb多か】bず。
紅柳、悟桐、野棗の類、ヵ^は盧離離等を叢生せしめ、殊に誠土の丘阜連綿た”ゎ上には`紅柳
の生長せるもの有りて、並^の幡根は能く丘早の沙土を保持し、縄迷く之を望帆ば、{如然
欝蒼漉る大木林林に似游るもの有b。 〟
新疆に於けろ沙漠の實鱗貝〝は晴荻色なろ細沙或ぃ繍礫石、大部を占め之に誠土及ぴ
醒地等の相六逸錯せる,】と上述の如し。 而して紅柳の翠緑滴ら.ルと欲すろ濃拠、栢桐
野棗の蒻欝枝を」ハ典ゅろの逞、蘆離〔牛の叢生して虎狼を棲息せしむるの畔、餓土縄佃〈動
植物〟乞發生せ,)むろと雄ち水な〈んは如何ぞ之を保育すベけ-ルゃ。 果ぜろかな
斯る植物の生存する地には必ず沼澤河流等の之を潤すちの有ろ孕」。
第一章地勢 }一九